投稿者 TAROT 日時 2002 年 3 月 29 日 15:42:37: [DG-000056]
回答先: 鉄拳4のCM動画きぼんぬ。 投稿者 White Lolita 日時 2002 年 3 月 28 日 09:04:32
「インタレース(飛び越し走査)」と呼ばれる通常のTVで使われている方式では,
フレームをトップフィールドとボトムフィールドに分け,交互に描画します.
これに対しプログレッシブ方式は,一度の走査でフレームを全て描画します.
インタレース(普通のTV)
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□□□□□□□□ → ■■■■■■■■ → トップフィールド2...
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トップフィールド1 ボトムフィールド1
プログレッシブ(PCモニタ)
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■■■■■■■■ → ■■■■■■■■ → フレーム3...
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フレーム1 フレーム2
一秒間に表示される回数(リフレッシュレート)が低いと,
人間の目はちらつき(フリッカ)を感じてしまいます.
そこで,通常のTV(インタレース方式)は,秒間30枚のフレームを,
トップフィールドとボトムフィールドに分けて交互に描画する,
つまり秒間60回描画することでちらつきを抑えています.
しかしインタレース方式は,文字のような細かい部分でちらつきが発生するという欠点があります.
プログレッシブTVの仕組みは知らないのですが,例えば映画の場合,
秒間24フレームありますが,1フレームを二回表示することで,
リフレッシュレート48Hzを実現し,ちらつき(フリッカ)を抑えます.
(ちなみに,暗いところではリフレッシュレートが低くてもフリッカが目立ちません)
PCのモニタもプログレッシブ方式で,リフレッシュレート60Hzなら,
PCから秒間60枚のフレームが送られてくるのでそのまま描画しているようです.