投稿者 でじスナイパー 日時 2000 年 11 月 14 日 11:22:58: [DG-000418]
敵の発射音が合図となり、一斉に地面に伏せた。 射程外から撃たれたの
はわかっていたが、頭で考えるよりも先に体が動いていた。 私の近くに仲間
が2人いたが、案の定誰も弾に当たってはいない。 敵の牽制射撃である。
11月に入ったとはいえ、まだまだ緑は濃い。 伏せると高さ40cm程の
ススキでカモフラージュされる。 タイガー迷彩の効果も相乗し、仲間の姿
すら確認できない。 再び森に静寂が訪れ、嫌でも緊張感が高まる。
伏せたまま前進する。 なるべく音を立てずに時間をかけてゆっくりと進む。
周りはススキの壁が出来ていたが、30cm程先に切れ目が出来ていた。
この切れ目から通路が狙える。 あとは通路を通る獲物を待つばかりだ。
ススキの切れ目は一ヶ所のみ、銃を動かす事はできない。 4倍スコープ
を覗くとAさんの姿が見えた。 周りを警戒しつつ、慎重に前進している。
一瞬トリガーを引きかけたが、1度頭を軽く上げて周りの様子を確認する。
敵味方を判別するのと同時に、敵の数を確認する。 付近に弾を避ける
物が無い為、敵が複数だと返り討ちとなる。 幸いAさん一人で攻めてきた
ようだ。 再びスコープに視線を落す。 距離にして約12m。
レティクルはAさんの頭を捕らえていた。 頭を撃つには距離が近すぎる。
銃を下げて肩、胸と狙う。 肩から腹にかけてサスペンダーの帯が見えた。
心臓の位置を狙う。 大丈夫、Aさんはまだ気付いていない・・・
「ダカカカカカカ!」 サイレンサーを装着しているが、機関部の音はかな
りでかい。 Aさんは転ぶように避ける。 「んなっ、バカな!?」
マトリックスでもあるまいし、この距離で避けるのは不可能である。
再度トリガーを引く。 もうスコープを覗いている余裕は無い。 いや、
スコープを使わなくても当てられる距離なのである。 Aさんが体勢を立て
直し、銃口をこちらに向けた。 「ズタタタタ」 ひっとぉ〜(>_<)/
セーフティーゾーンに戻ると、先に殺られた友人がいた。 こちらを見て
ニヤけながら一言。 「随分セクシーな銃を使ってるじゃん」
言われて気が付いた。 私の銃にはマガジンがついていなかった(笑
・・・つー事で、また風邪をひきました。 真冬でも汗をかくので、サバゲー
の後はちゃんと着替えましょうね って事で。 熱出てます。 結構大変。
(前回のは喉にきたけど、今回のは頭がガンガン)