投稿者 Aice 日時 2000 年 11 月 14 日 09:24:55: [DG-003879]
回答先: どういう根拠で・・・ 投稿者 taky 日時 2000 年 11 月 10 日 14:54:24
あの〜ですね，この手の話は「知的所有権／知的財産権」に
関する専門書を読んだ事があるか無いかで，論点がズレてし
まうんですよね．
ゲームラボをどうこう言う気はありませんけど，読むならば
専門書の方がいいです．素人にも判るものが沢山あるので．
−閑話休題−
多くの人が勘違いしている一つに，例えば，購入したＣＤと
レンタルしたＣＤとに著作権的な違いがあるかどうかという
点ですが，これに違いはありません．どちらも『聞く権利』
を得たに過ぎません．
購入したＣＤも『永続的に聞く権利』を得ただけで，著作権
に関する権利を得たわけではないのです．ＣＤの発売元から
『そのＣＤは聞いてもいいよ』とのお墨付きを貰っただけ．
これに対してレンタルは『聞く権利』を一時的に貸与された
ことになります．ですので，レンタル期間中は『聞く権利』
を得ますが，レンタル期間終了後には『聞く権利』が無くな
りますので，それ以降は聞く事ができません．
また，買ったものでも借りたものでも，普通は『聞く権利』
しか持ちませんので，どのような形にしても複製は認められ
ていません．但し『特例として』家庭内であれば容認という
ことになっています．ですので，
> 基本的に著作権法は
> 家の中に法の効力は及ばない性質のものなのです。
と書かれていることは間違いです．
レンタル物の複製に関する場合，レンタル期間中であれば，
上記と同様と言えますが，レンタル期間が終了してしまうと
『聞く権利』を失いますので，聞いた時点で違法です（笑）
もちろん，容認されている「複製権」のオリジナルを持た
ない時点で，容認範囲からも外れてしまいますが．
要するに法的に認められているのは『聞く』までであり，
複製が容易であるか否かは関係ありません．
尚，空メディアの著作権料に関しては，その背景に関しては
勉強不足なのでお答えできません．
私も別に厳しくするのが良いのだ，とは思っていませんし，
言う気もありません．既に sue7 さんが書かれているとおり，
最終的にはを個人の裁量で決めれば良い事だと思っています．
ただ，［原則］は知識として知っていた方が良いと思います．