東北キャンプツーリング(中日)
普段通り 03:00 頃に目覚める朝..さむい。 (-_-;)
そんなこんなで東北キャンプツーリングの 2 日目です。

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寒いんでガスストーブで即席ラーメンにした。
文明の利器に感謝感激。


せっかくだからデザートのおまんじゅうとモーニングコーヒー。
ばっちり目が覚めたぜ!


で、撤収完了してる間にすっかり夜が明けた。 05:00 頃。
やっぱ東北の朝は早いんだな。 不思議な感じですよ。

つーか、ここ湯々里ミートランドのフリーサイトなんすけどね。
このコンクリート張りの一角が本当に便利すぎる。

バイクを置くのに多大なる安心感があるのはもちろん
テント類を畳むのにも大いに活躍する。
この近辺にてバイクでキャンプを考えている人には断然オススメしちゃうな。

つーか、さすがにこの時間にエンジンかけるのは少し憚られるっていうか
少し離れた道路までバイクを押していくのが少し疲れたけどどうにか押せてよかったです。

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そんな今日はもうちょっと北に行くよーってことで東北自動車道に乗った。
つーか、全体的にハイペースすぎて*ぬかと思った。

メーター読みで ぬふわkm/h くらいで走ってたんだけど
その横をびゅんびゅん抜いてくもんだで超こえぇ。 (-_-;)

燃費との兼ね合いでスロットル控えめで走りたいのに
ついついペースが上がって困ったりしてました..

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どのくらい走っただろうか。 一関 IC で降りた。


それから R343 に入り海を目指す。

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山を抜けると途端に異様な景色が広がる。

だだっ広い平地に立ち並ぶ電柱と細々と折れ曲がる舗装路。
そして不自然に点在する建物と..あとは建物の基礎が見渡す限り続いている。

これが..津波に呑み込まれた街なのか。


残された建物の中に自動販売機があったんで少し休憩。
それにしても安いっすね..


すぐ近くに犠牲者鎮魂の標があった。
本当に全てが流されたんですね。 合掌。


一本松茶屋ってのがあったんで寄ってみた。
その周囲に張り巡らされてるのは「希望のかけ橋」を含むベルトコンベア群だ。

集団移転先の造成地から出る大量の土砂を地盤沈下した地域に運ぶためのものらしい。
ダンプなどで運ぶと大量の日数と車両と..もちろん人員も必要となる。
それらの問題を解決するために専用のコンベアを造ったんだそうだ。

それでも復興にはまだ相当な時間がかかるんだろう。
早く工事が進んで安心した暮らしができるようになる事を願いたい。


その近くにある奇跡の一本松。
思っていたよりでかい。

津波に流される事なく唯一残った松とのことだが
その後に塩害などで枯れてしまったらしい。

それをモニュメントとして残したのが今見ているものだ。
モニュメント化する事に賛否があったようだが..
オイラ的には残して良かったんじゃないかなぁと思います。

これを目当てに観光客が集まる。
その観光客が地元産の物品を購入するなりでお金を落とす。
単純に「募金」って形で協力するのももちろんアリだろうけど
被災地の方々が作り、そして売るものを購入して協力する。
こういった形態がもっと広がれば良いと思います。


一本松茶屋に戻り..高田松原の松で作った御札を購入。
本当に微力な協力で申し訳ない感じですが。(汗

時間の都合で足早な立ち寄りでアレなんだけど
実際に被災地の様子をこの目で見れたのは意義があったと思います。

遠く離れた地に住んでいると、減りゆく報道に従いそのことを忘れがちになる。
まぁ常にそのことを考えているのは不可能なんだけど
たまに思い出すきっかけにするために実際に見て印象づけるのはアリだろう。
また来たいです。


つーか、走りだしてすぐ目に付いたこの集合住宅(?)が
津波の規模を最も物語っているように思えた。

建物 4 階部分まで津波が到達したのだろうか。
こんな津波が来た時に人は何ができて何をすべきなのだろうか。

海抜マイナスメートル地帯に住むオイラとしては人事じゃありません。
今回の行程が終わったら避難場所の確認などしておきます。

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で、陸前高田市を発ちリアス式海岸沿いの道を更に北上する。

そして海沿いは軒並み津波の被害を受けたことを改めて知らされる。
それらを走ってみて..本当に広範囲だと実感する。

そんな中で何か昼飯でも食っていこうかと思ったんだが
時間的なタイミングが合わず開いてる店がなく石の上にも断念。

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で、その流れで本州最東端・魹ヶ埼灯台(とどがさきとうだい)の入り口に来た。 10:50 頃。

つーか、灯台まで山ん中の歩道を 3.8km ほど歩くらしく
往復で 2 時間くらいかかるってんで..まぁこの辺で満足しとくか。w
乗り物で来れる本州最東端ってことでひとつ。(大汗


概ね満足して来た道を引き返してて真新しい標石を見つけた。
どうやらここまで津波が到達したらしい。


そしてそのすぐ上に古びた石碑があった。
よく読むと「此処より下に家を建てるな」と書かれている。

その昔にも大津波が来てこの辺りまで海に沈んだのだろうか。
こう云うのを見ると古人の戒めには素直に耳を傾けるべきだと痛感する。

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そんな海沿いを離れ、盛岡の辺りから東北自動車道に乗ることにした。
ナビの示すまま R106 を走りぬけつつ..


眠気を感じたので道の駅・やまびこ館で休憩&ランチタイム。 12:30 頃。

岩手牛ステーキ丼なんてのがあり、こりゃ奮発してやらかしちゃおっかなー!(>_<)w
・・そう思ったけど満席で待ち行列ができてたんで直ちに引き返してきた。 (-_-;)

泣く泣く缶コーヒーで空腹を紛らわして先を急ぎますかね。

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予定通り東北自動車道に乗り、そして十和田 IC で降りて近くの GS で給油休憩。 14:30 頃。
まんだ余裕があったんだけど、この先の様子が判らんもんだで早めに入れた。
※ この先にも GS は潤沢にありました


で、北秋田市米内沢のAコープでお買い物。 15:40 頃。


ゲームコーナーがあったりとか見た目よりしっかりしたお店のようだ。w


スーパーの方も..こう云う売り方がなんか農協っぽい。ww


そんなこんなで手早く晩飯などを買い込む。 あとモヤシと。


ここでもそれなりに地元産のものを買えて良かったです。

ちなみにこのすぐ近くにあゆっこ温泉なる入浴施設があるようですが
そこそこ時間が押してきたんで涙を呑んで断念。 orz

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そして森吉山ダムをかすめつつ山道を登っていくと..


妖精の森コテージラウルに到着! 16:20 頃。
今日はここの妖精の森キャンプ場に泊まるんだぜ。

つーか、妖精の森っすよ?
なんと云う魅力的なロケーションなんでしょう!! (>_<)w

妖精好きなオレ様としては黙っちゃおれんですな!
しょーみ、ココに泊まるために東北まで来たって感じですわ。www

利用料は \1,298 でした。
飲料や酒類、カップ麺などの物販もあり。
全体的にファミリーキャンプを意識した感じですかね。


で、端っこの一等地をキープして手早く設営完了。

草地なんだけど意外と地盤がしっかりしてて
スタンドプレートを敷かなくても安心してバイクを停めておける感じでした。


絶好のキャンプ日和ってことでかなり賑わってた。

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そんなこんなで晩飯の支度をする。
今日は手っ取り早くガスで勝負することにした。


今夜も得意のスタミナ鍋なのですゆ。
そして呑むぞ!! (>_<)w


そうこうしてる間に夕闇が包みこんでくる。
今夜は妖精さんの月夜のダンスを楽しむことができるかなぁ..?


そうこうしてる間にご飯が炊けたんで先ほどのスタミナ鍋にぶっこんだ。
コレがまた美味いんだよな。


つーか、今日は昼飯抜きで走りっぱなしで腹へったんで
もう 1 杯ほど余分に炊いてカレーも楽しんだ。

ちなみにご飯は不思議なめし袋ってのを使って炊いて(?)みた。
網状になった袋の中に米を入れてそれを熱湯で 20 分くらい「煮る」だけで ok らしい。

付属の紙カップで計量して網状の袋に入れ竹串で封をしたものを今回は 4 袋持ってきた。
それを謳い文句通り 20 分ほど煮て取り出し少し蒸らして食べてみると..
うん。 確かに美味しく炊けている。

心もち水っぽさが残ってる感もあるが
ド素人がコッヘルでどうにか炊いたご飯より格段に美味い。

ご飯を炊き(?)ながら同時にレトルトパックを温めることもできる。
コレはなかなか良くできた逸品だ! 手軽なソロキャンプのお供にピッタリだな!!

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さて..呑んだし喰ったし後は妖精さんの月夜のダンスを眺めるだけだな!
楽しみすぎて今夜は眠れなくてどうしよう。 (>_<)w

そんなこんなで東北キャンプツーリング(末日) に続く..
※本日の走行距離:607km


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